儲かってない、からこそ、青色申告をするべき理由

まだ儲かってないから、青色申告はしない。

ちゃんと収益が上がり始めたら、青色申告するつもり…。

と考えていらっしゃる方はいませんか？

＜お断り＞リュクスティルは税に関する専門知識を有しているわけではありません。

詳しくは、税務署・税理士さんにご確認ください。

儲かってないからこそ、始めるべき青色申告

| 赤字だから、青色申告しないは間違い！

教室・サロンを始めるとき、資格を取得したり、新しくPCを買ったり、カメラを買ったり、ホームページをつくったり、名刺やチラシをつくったり。

好きを仕事にする♪なんて、資格取得の時は、協会側も素敵な言葉を囁くわけですが、仕事である以上、お客様をお迎えするには準備しなくてはいけないものが沢山あります。その金額を考えたら、初年度なんて、儲けなんて出ない！赤字確定！という方もいらっしゃると思います。

だから、青色申告なんてしなくていいじゃない。だって、納税するほど稼げてないから。という方、もったいない！！！

| その赤字、儲かり初めてから効いてきます !

初年度が赤字なんてことは、起業しはじめたばかりならあたりまえのこと。

それは、あなたが教室・サロンの個人事業主だからではありません。

青色申告をしておけば、その赤字を生かすことができるのですよ！

| 損金の繰越を3年できる！

その赤字繰り越せるのです！３年も！

と、いうことは、サロンや教室が軌道にのり、いよいよ納税できるほどになったときに、所得から控除できるので、納税額が減らせるということ。

事業所得などに損失(赤字)の金額がある場合で、損益通算の規定を適用してもなお控除しきれない部分の金額(純損失の金額)が生じたときには、その損失額を翌年以後3年間にわたって繰り越して、各年分の所得金額から控除します。

国税庁HP https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2070.htm

4-(4)をご参照ください。

つまり！儲かってないからこそ、青色申告！

| 儲かり始めてからの納税額が減らせる！

つまり、赤字のときに、赤字だよ！と青色申告をしておけば、儲かり始めてからの所得から控除できるから、複数年で考えれば、納税額が減らせるのです！

儲かり始めてから…では遅い！ということ。

例えば

１年目　売上ー経費＝（ー）20万（赤字）
２年目　売上ー経費＝（＋）120万（黒字）（月10万手残りがある状態）

だとします。

1年目は、そもそも所得がマイナスなので納税はありません。

なので、「よく分からないし、いいやー、青色申告しないで。」と思ってしまうのですが、

ここで１年目に、赤字だった！かわいそうな私！と申告を出しておくと、

２年目、黒字となった120万円から前年度の20万の赤字を引き、基礎控除38万・青色申告の控除65万=103万を引いた時点で、マイナスとなるので課税対象額は¥0!

もし、青色申告に１年目の申告をしていなければ、たった17万とはいえ、17万円が２年目の課税対象額となります。

青色申告の計算期間は、1月1日から12月31日です。

開業時期によっては、赤字で終わる可能性は大！なのです。

| 資格取得費用も経費です

経費の対象となるものは、様々。

材料の仕入れ
レンタルスペースや、サロンの賃料
水道光熱費※
交通費

そういったものが、頭に浮かぶとは思いますが、

PC ※
スマホ ※
カメラ ※

は、もちろんのこと、

ホームページ作成費用
ブログカスタマイズ
名刺やチラシなどの印刷物
業務のために必要な講習、講座の受講や、資格取得費用も！

経費として認められます。

※自家用と兼用する場合には、家事按分が必要です。

| 一品30万未満なら面倒な減価償却必要なし

しかも！一品30万円未満ならば、面倒な減価償却の必要はなく、一括でその年度の経費として認められます。
よっぽどハイスペックのPCでも買わないかぎり、１品30万には納まるはずですよね。

3 一定の要件を満たす青色申告者が、平成18年4月1日から平成30年3月31日までに取得した取得価額10万円以上30万円未満の減価償却資産(上記(注2)の適用を受けるものを除きます。)については、一定の要件の下でその取得価額の合計額のうち300万円に達するまでの取得価額の合計額をその業務の用に供した年分の必要経費に算入できるという特例があります。

国税庁 HP http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2100.htm

1-(3)をご参照ください。